BHPビリトンとリオ・ティント−公取委、2次審査へ

 鉄鉱石大手のBHPビリトンリオ・ティントとの豪州西部での鉄鉱石事業の統合計画について、公正取引委員会は、本格的な2次審査(詳細審査)に入ったことを公表しました。
 鉄鉱石の生産では、世界2位のリオ・ティントと3位のBHPビリトンが豪州西部で生産を統合すると、両社の生産高の9割を占め、又、日本への輸入の6割を占めているとも言われています。
 両社の買収については、2年前にEU欧州委員会が異議の告知をしています。
 今回の公取委の詳細審査は順調に進めば90日以内に結果が出ることになり、10月中旬には公取委の審査結果が出ることが予想されます。
 また、両社の統合計画については、EU欧州委員会とドイツ連邦カルテル庁が10月末を目処として審査の結果が出る予定であり、今後の動向が注目されます。