日立エコ冷蔵庫の不当表示‐その2


日立アプライアンスの冷蔵庫について、公正取引委員会が景表法に基づきエコ表示が有料誤認表示に該当するとして排除命令を4月20日に出しました。
日立のホームページにおいては、カタログやウェブサイト、新聞広告、ポスターの表示が公取委から指摘を受けたものであり、冷蔵庫の性能、機能自体には問題はございません、と記載されています。
そして、1週間後の4月28日の新聞紙上には、あくまでも「謹告」としてのコメントが述べられています。
製品の性能や機能には問題はなく、悪いのはあくまでもカタログや新聞広告に過ぎないとの論法は、いかにも技術を売りにするメーカー的発想という感じがします。
「謹告」では、お詫びの言葉はあるものの、何か視点の違いを感ぜざるをえません。エコを重視して選択の一つの重要な基準としている消費者の視点への配慮がどこまであったのか、公取委に言われたのでやむなくということではないでしょうが・・・。