EU、クルス氏頑張ってますね!−EU:インテルに制裁金1400億円


EU、欧州委員会は、アメリカの半導体最大手メーカーのインテルに対して、EU競争法違反として過去最高額となる1400億円の制裁金を課す旨を命じました。
インテルは、MPUの販売では世界シェアの約8割を有し、競合他社であるAMDの製品を使用しないようにPCメーカーにリベートを提供して、AMDを不当に排除したことが、独占的地位の濫用と認定されたようです。
インテルは、これを全面的に争う姿勢のようです。
日本の公正取引委員会でも、平成17年4月にすでに日本インテルのいわゆる「忠誠リベート」を私的独占として排除措置が出ていたと思われます。
最近の日米欧の独禁当局の動きを見ていると、EU欧州委員会のクルス委員の確固たる意思が目を引きます。クルス氏は、06年3月の来日の際には、EUカンファレンスとして竹島公取委委員長とともにスピーチなされたのが想い出されます。
それにしても、インテルに対する独占禁止法違反について、日本の排除措置とEUの1400億円の制裁金との、あまりの違いの大きさにあらためて驚かされます。