航空自衛隊、オフィス家具入札で談合か


まだあったのか、入札談合。しかも、天下り→官製談合の疑いも。
公正取引委員会は、航空自衛隊が発注するオフィス家具等の入札につき、談合の疑いで、イトーキ、内田洋行ライオン事務器コクヨファニチャー、プラス、岡村製作所等に立ち入り検査に入りました。
メーカーには自衛隊OBが天下りしている企業もあり、官製談合の疑いも報じられています。平均落札率は95%以上ともいわれ、従前からの天下先企業の入札談合+官製談合の構図が垣間見られます。
この公取委の立入検査は、防衛監察により空自幹部の天下り先企業が空自第一補給処への納入シェアがかなり固定化され、その内部調査を経て、通知されたことに端を発したとも伝えられています。
近時の公取委の法的処置の対応をみていると、談合から価格カルテルへのシフトも見受けられましたが、ここにきて久し振りの入札談合、しかもその発注先が自衛隊ということであり、昔からの入札談合を想い出させてくれます。
ただ、本件の端緒が防衛監察による公取委への通知であるのであれば、自衛隊の自浄作用に期待をもちたいところではあります。